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今回の作品を書いたきっかけを教えてください。 |
きっかけはやはり、ミゲイザにはまったから、でしょうか。 この二人の子供って、どんな子だろうと考え始めてからだと思います。 後、アニメ本編でのアスカガっぷりに憂鬱になりました。 アスランて、あんなに情けない子だっただろうかと思ったのも、きっかけの1つだと思います。
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タイトルの意味や由来、狙いがあれば教えてください。 |
タイトルの意味や由来については、エピローグでミゲルが言っているのですが。 『慈愛の剣』と言う意味です。
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イメージカラーやイメージソング等、イメージしたもの、テーマ、モチーフがあれば教えてください。 |
イザークのイメージソングは、Coccoの『水鏡』です。 あとの二人(大きなミゲルとアスラン)につきましては、特にイメージソングはありません。 テーマは、「止めを刺すと言うこと」でした。 恋愛って、決して優しいものではないと思うんです。 自分や、それ以外の人を切り捨てる激しさや、残酷さも持っているものだと思う。 好きって伝えることは優しいことかもしれないけど、本当に相手を想っているのでなければ、そう伝えるだけで傲慢で、残酷だと思う。 伝えないことは残酷かもしれないけれど、優しさからくるものもあると思う。 そういう意味で、『瀕死の者を殺す道具』であったといわれる『ミセリコルデ』をタイトルに持ってきました。
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今回の作品で1番書きたかった、伝えたかった部分はどこですか? |
優しさや愛情の形は、1つではないと言うこと。 傍からみたら残酷と思えることでも、そこに優しさ故の嘘があるかもしれないということ。 そんな優しさや愛情の、ひとつの形を書きたいと思いました。
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楽しかった、苦労した部分はどこですか? |
ところどころにあった、過去篇のギャグは書いていて楽しかったです。 個人的に好きなフレーズは、大きなミゲルの「二大怪獣大決戦」です(笑)。 苦しかったのは、終盤のまとめ方、でしょうか。 風呂敷を少々広げすぎてしまいまして、未来篇のエピソードを作りすぎてしまい、全部入れたいのに入れられなくて、割愛しまくったところです。
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ストーリー、画面構成、素材など、こだわった部分があれば教えてください。 |
過去と現在を同時に進行させていく、と言うことでしょうか。 ストーリー展開としては、甚だ読みにくかったのではないかと思わずにはいられないのですが。 お借りした素材は、すごく好みで気に入っています。 こう……磔られた蝶みたいで。 綺麗だけど、ちょっと痛い素材、と言う観点で探させていただきました。 配布もとの素材屋さま、有難うございます。
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反省点があれば教えてください。 |
終盤エピソードを詰めすぎてしまった点。 過去と現在が混在しているので、おそらく読みづらい内容ではなかったのか、と言うところ。
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宜しければ裏話など…(実はこんな展開も考えた、内容にこんな仕掛けがある、など) |
エネルギー供給などを求めてキラがプラントに派遣されてきたのですが、アスランに拒絶されました。 アスランを詰るキラだったのですが、その時その場にいたミゲルの怒りが爆発。 「そうまで言うのなら、今すぐ貴様の姉が殺した俺の母を還せ!」 といって詰ります。 勿論、後からミゲルはアスランに説教されました、とか。 アカデミー卒業後配属先として立候補してきた隊がヴェステンフルス隊とエルスマン隊、それにアスカ隊でした、とか。 シンはイザークに憧れていて、ミゲルを見て「先輩に似ていない……」っていってミゲルにシバかれました、とか。
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続編の予定はありますか? |
続編と言う形では予定していませんが、番外編として何本か短編を書きたいと思っております。 少しはアスイザっぽいものや、ミゲイザの初めて、とか。 エザリアママンに土下座するアスランというのも書いてみたいものです。
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最後に一言お願いします。 |
ここまでお読みいただきまして、本当に有難うございました。 本編はこれにて完結とさせていただきますが、番外編として短編を書いていきたいと思っております。 何か呼んでみたいエピソードや、シチュエーションなどありましたら、仰っていただけますと嬉しいです。 本当に、有難うございました。
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