Prologue 残酷な運命が、軋む音を立てながらその歯車をまわした。 地上篇 T ならば飽きればまた、イザークに捨てられるのだろうか。 U ただ互いの温もりを抱きしめていた――……。 V 「うん、幸せだよ?」 煉獄篇 T 自分の無力さに絶望する日が来るなどと、思ってもみなかった――……。 U 苦鳴に彩られた声は、ただ悲しかった――……。 V 「……大人になったらな」 W この世界の片隅で。君の無事だけを、願うから。 X 抱きしめた、命の重みを、忘れないから。 天上篇 T 「力を、尽くすさ」 U 「泣くな……アスラン。こんな男は、さっさと忘れろ。忘れて、幸せになれ……」 V 「……祈りを」 W 「生きて、欲しいんだよ……あいつに……」 X 「有難う、シホ……」 Y 今、君に逢いに行くよ――……。 Epilogue 「あぁ。イザークの心は、此処に帰ってきたんだな……」 |