第二楽章
タイトル 本文より
#09 タイスの瞑想曲 これだから、貴様からは目が離せん……。
#10 エチュード 「討ってやるさ!次こそ必ず……この俺がな!!」
#11
綺想曲
〜T〜
「そういう貴様こそ、だいぶ元気になったようじゃないか。つい先日までの殊勝な態度が嘘みたいだな」
〜U〜「戦う」ということ。「戦争をする」ということ。その全ては、「復讐のため」に……。
〜V〜この血塗れの手で。ただ、お前を守りたい――……。
〜W〜けれど同時に、こうも思ったんだ。これで貴様が、俺の向こうに貴様の兄を見ることはない、と……。
〜X〜激昂して、少女は叫ぶ。その様は、以前アークエンジェルの捕虜となった少女に似ている、とフラガは思った。
〜Y〜こみ上げる吐き気を、キラは抑えようとは思わなかった。なおも喚き続ける愚かな少女を、手加減せずに張り倒す。「気持ちだけで、いったい何が守れるって言うんだ!!」
〜Z〜イザークは冷静に、先手を打つ形で応戦する。少女を傷つける輩を、見過ごす気は、ない。
〜[〜「そう言って、生傷の絶えない奴は、どこのどいつだ?貴様は女なんだぞ。もっと気をつけろ」
〜\〜少女を誰よりも愛しいと思う、この感情だけは。この感情は決して、殺せないものなのだから――……。
〜]〜「それもまた、あなた方ナチュラルの、罪の烙印なのですから……」
#12 動物たちの謝肉祭
〜前〜
『青き清浄なる世界のために』なんて。聞くに堪えない暴言。許容できなかったのだから。
〜中〜「借りは返させていただくわよ、キラ君……」
〜後〜「どうして!?こいつは、こいつはミゲル兄さんを殺した!その上また私から『兄さん』を奪おうとした!!こいつは、私の獲物よっ!!」
#13 夢想曲 だから私は、彼を守りたいと願ったのでしょうか?貴方に良く似た、イザーク=ジュールを……。
#14 序曲 ――――それが、兄の最後の姿になるなんて、思ってもみなかった――……。
#15 間奏曲3 「俺の腕でも、あるだけマシだろう……?」
#16 キリエ
〜前〜
私がしていることは、いくら言葉で飾ろうと、人殺し。
〜中〜貴方は私が、必ず守って見せる。絶対に、殺させたりはしない。
〜後〜「私がアスランを追います。あなた方は、あの輸送機の乗組員の方々を救出してください」
#17 円舞曲
〜前〜
その思考やスタンスには常に、『軍人としての自分』と言うものがある。
〜中〜「それに、そこがアスランの良いところだものね」
〜後〜……雨が降ったら、綺麗になるだろうか……?
#18 間奏曲4「でも、私も本当は、彼女と変わらないのかもね……」
#19 あなたが欲しい
〜前〜
「その、瞳の色は……?」
〜後〜「貴様が、好きなんだ……」
#20 ローレライ
〜前〜
この苦しみをも、愛してる。

〜中〜
「地球軍のモビルスーツ開発の手助けをしたこと、忘れたとは言わせないわよ」
〜後〜この先に待ち受ける過酷な道を、少女はまだ知らなかった――……。




†鋼ヴァルキュリア・第三楽章〜予告〜